初期むし歯によるもの
歯の表面には、日常的に酸が発生します。これが長く歯に触れていると、エナメル質からカルシウムなどのミネラルが溶け出す「脱灰(だっかい)」という現象が起こります。
この脱灰が進むことで、エナメル質の構造が崩れ、光の反射により白く濁って見えるようになるのが「ホワイトスポット」です。
エナメル質形成不全によるもの
歯がつくられる過程で、何らかの要因によりエナメル質がうまく形成されないことがあります。これを「エナメル質形成不全」といい、以下のような原因が関係します。
・乳幼児期のフッ素の過剰摂取(フッ素症)
・幼少期の外傷によって、発育中の永久歯にダメージが加わった場合
・遺伝や全身的な発育環境の影響など